社長が明かすエルムS表彰式の秘密

藤沢師の隣でなんとなくぎこちない笑みを浮かべる私
エルムSを勝ったのはマチカネニホンバレ。
当場生産馬クリールパッションは3着。

なのに、なぜ表彰台に、そして口取りに飯田正剛が!?

現地で目撃された方、あるいはテレビで、
スポーツ紙で、競馬誌でその様子をご覧になった方は
きっとそう思われたことでしょう。
実際に何人かの方から「なぜ?」と聞かれましたので、ここで言い訳しておきます。

そのとき私は検量室でパトロールビデオを見ていました。
ところが、どうやら待兼さんの関係者がどなたもいらっしゃらなかったようで、
あわてた藤澤和雄調教師に「頼むよ、専務!俺の友達だろ!」
(ふだんは憎まれ口ばかりなのに、こういうときだけ友達っていうんだから・・・。
でも彼はいまだに私のことを親しみを込めて専務と呼んでくれます)
と急遽、表彰式に駆り出されたのです。

しかし私は上着を馬主席に置いたまま。
そこで、これまた急遽その場にいた知り合いの競馬会職員にジャケットを借りたのです。


そんなわけで、上は競馬会のジャケットというちぐはぐな格好で写真に収まってしまいました。
どうか皆様、私のセンスを疑わないでくださいね!

藤沢師の2年ぶりの重賞制覇、そして通算1000勝に王手となる999勝目の表彰式に
思いがけず同席できたことを嬉しく思います。
師が私を友達扱いしてくれたことも・・・。

師いわく、「世間では仲が悪いように思われているけど、俺たちこうやって仲いいんだよな!」
そうそう、何てったって友達だもんね。これからもよろしくお願いしますよ。


追記:9/28
27日中山8Rで藤沢和雄調教師がJRA通算1000勝を達成されました。
いつも馬を第一に考え、つねに生産者・育成場のことを気にかけて下さる。
すべてはチームワークだとおっしゃる師の熱いハートが私は好きです。
定年まであと12年!2000勝をめざして頑張ってください。
友達として応援しています。 

祝・藤沢和雄調教師 JRA通算1000勝
これは999勝のときの写真です。だから私が上着を着てないんです。